2023.10.22

第36回東京国際映画祭(2023)

2023年10月23日~11月1日

 

今年も映画の季節がやってきた。

東京で開催される「東京国際映画祭(TIFF)」は今回で36回

会場:TOHOシネマズ日比谷、日比谷ステップ広場、BASE Q 、TOHOシネマズ シャンテ、東京宝塚劇場、角川シネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ有楽町、丸の内ピカデリー、有楽町 micro FOOD & IDEA MARKET、シネスイッチ銀座、丸の内 TOEI、丸ビルホール、ヒーリングホール東京、帝国ホテルで開催。

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上映作品

PERFECT DAYS(日本)(JPN)
「ベルリン・天使の詩」(87)などを手掛け、世界中にファンの多いヴィム・ヴェンダース監督作品。彼がリスペクトする役者、役所広司を主演に迎え、日本映画として撮影。第76回カンヌ映画祭最優秀男優賞を受賞した作品。

ゴジラ-1.0(日本)Godzilla Minus one (JPN)
クロージングに上映されるのは「ゴジラー1.0」。日本のVFX第一人者であり「三丁目の夕日」や「永遠の0」などの脚本、監督を手掛けた山崎貴監督の作品である。

市子(日本)Ichiko (JPN)
舞台「川辺市子のために」を、杉咲花、若葉竜也などの若手実力派俳優祐が演じ映画化。抗えない境遇に翻弄されたひとりの女性の壮絶な人生を描いている。

BLUE GIANT(日本)(JPN)
「漫画から音が聞こえてくる」と称賛され、1100万部越えしている石塚真一氏の漫画をアニメ化。主人公、高校三年生の宮本大が「世界一のジャズプレーヤーになる」という実現不可能に思える目標に真摯に立ち向かう物語。

Ryuichi Sakamoto | Opus(日本)(JPN)
2023年3月28日にお亡くなりになった坂本龍一氏の、最後のピアノソロコンサートをモノクローム映画として記録した珠玉のドキュメンタリー。

ムービー・エンペラー(中国)The Movei Emperor (CHN)
中国で絶大な人気を誇るスター俳優アンディー・ラウが、自らのイメチェンをするためにインディーズ映画に出演するスターを演じる風刺コメディー。

KIDNAPPED『英語』(イタリア/フランス/ドイツ)(ITA/FRA/DEU)
イタリアの巨匠マルコ・ベロッキオ監督が、1850年にイタリアで実際に起きた「エドガルド・モルターラ誘拐事件」を映画化した衝撃作。

雪豹(中国)Snow Leopard(CHN)
今年5月に急死したチベット人監督、ペマ・ツェテン最後の作品。若いチベット僧と豹との共生の不可を、ファンタジックなシツエーションの中で描いている。

タタミ(ジョージア/アメリカ)Tatami(USA)
「聖地には蜘蛛が巣を張る」(22)で、カンヌ映画祭最優秀主演女優を受賞したザーラ・アミール・エブラヒミの監督デビュー作。イスラエル選手との対決を避けるために、イラン政府から棄権を強要された女性柔道選手とコーチの葛藤を描いた作品。

ちびっ子ギャングのホット・クリスマス(アメリカ)Good Cheer(USA)
TIFFチルドレン(映画祭カテゴリー)では、山崎バニラ活弁士がサイレント映画と共演。貧困と寒さの過酷な状況の中「サンタクロースは本当にいるの?どうしたら来てくれるの?」と、子供たちが健気に奮闘するドタバタ喜劇。1920年代のロバート・F・マクガワン監督の映画を上映。写真はの映画の他同監督と、小津安二郎監督の2本も上映。3本とも20分程度のショート作品。

小津安二郎

小津安二郎生誕120年記念企画[YASUJIRO OZU]

120th Anniversary OZU YASUJIRO 

 


今年生誕120周年を迎える小津安二郎監督。私AMIYMORI(Japan-search.jp CEO)が、昔フランスの映画祭にご招待頂き、何年か通わせて頂いていた時期があったのだが、ハリウッドスターやトップ監督と同じホテルに泊めて頂き、パーティーのお席もその方々と同席させて頂ていたが、そのテーブルで日本人である私に話しかけてくださる映画人は必ず「OZU」「KUROSAWA」というキーワードで話しかけてくれていた。最近も通っていれば、「KOREEDA」等、他の日本を代表する監督の名前が挙がって来てくれるのだとは思うが、きっと時代が変わっても各国映画祭での「KUROSAWA」「OZU」は、世界の尊敬するレジェンドとして語り継がれることでしょう。今年2023年は小津監督の没後60年でもあり、映画祭と国立映画アーカイブでは、小津作品を一挙公開することとなった。映画祭では、ワールドプレミアなど、小津作品をデジタルリマスター(修復版)で見ることも出来ます。若手映画ファンの方にも是非この機会に「初小津作品」を体験してほしいと思います。世界がリスペクトする日本人の映画は、きっと今でも色あせない感動を貴方にも注いでくれることと思います。

 

第36回東京国際映画祭 黒澤明賞[Kurosawa Akira Award]

ジョージルーカスやスピルバーグまでもがリスペクトしてやまない日本を代表する監督「黒澤明監督」。その業績を後世に伝え、新たな才能を世界に送り出す為に、世界の映画界に貢献した映画人、映画界の未来を託したい映画人に送られる賞として創設。

「黒澤明が愛した映画」

世界の名画が見られるこのプログラムでは、今年は「大人は判ってくれない」(フランス)「どん底」(フランス/4Kレストア版)「街の灯」(アメリカ)「蜘蛛巣城」(日本)「静かなる男」(アメリカ)が上映される。

Schedule

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