熊本城と並び、熊本市の定番観光スポットとされるこの公園。面積約7万3000平方メートルの桃山式回遊庭園で、古くから熊本市民に愛されている。寛永9年(1632年)、肥後細川初代藩主・細川忠利が築いた「水前寺御茶屋」が始まり。その後、三代目藩主綱利のときに、現在のような庭園が完成した。阿曽伏流水が湧き出して作った池を中心に、築山や浮石、芝生、松などの植木で、東海道五十三次の景勝を模したといわる。園の北側には、細川家歴代藩主が祀られた出水神社がある。池のほとりの「古今伝授の間」は、京都から移築されたもので、隣接する茶屋では、抹茶とお菓子が有料でいただける。