11月3日文化の日は明治神宮で日本文化を知る
11月3日は文化の日、改めて日本の文化に触れてみませんか
流鏑馬映像は昨年の11月に撮影させて頂いたものです。11月3日、毎年行われる明治神宮の例祭・秋の大祭で奉納された流鏑馬の様子です。秋の陽に舞い散る葉が輝く中、勇ましく優美なその儀式は、日本の凛とした時の流れを感じさせてくれました。
一昨年初めてこの神宮での流鏑馬を拝見したのですが、本当に感動でした。力強く土をける馬の足音と、大きく揺れる馬の背にありながら、体の軸が微動だにせず、きりりと大きな弓を弾く馬上の方々。本当にかっこいいのです。その優美さは一見の価値がありますよ。
私はお招きくださった方のご厚意で最前列に座らせて頂きましたので、皆様に見て頂いた映像は、ご迷惑にならないよう、お席から一歩も動くことなく(写真家ではありますが)携帯で撮影させて頂きました。横並びにいらしていた各国大使も皆さま目を輝かせて携帯撮影されており、日本人として嬉しく思いました。
今年の秋は、私にとってここ数年にない文化の秋でした。日本の伝統文化の最高峰ともいえる数々の日本文化イベントにお誘い頂き、本当に感謝の念に堪えません。
9月は歌舞伎座での9月公演。数年ぶりの歌舞伎は、初めての2列目のお席。役者の方々の細やかな指先や、美しい衣装の金糸銀糸の煌めきさえ見えるほどでした。また、宝生流の能舞台では、お家元や重要無形文化財(能楽)保持者の方の舞台と、野村萬斎氏の狂言を一度に拝見出来たりと、本当に嬉しい秋でした。
そんな御呼ばれの中でも、初めての表千家のお茶席にもお誘い頂きました。その格式の高いお茶席にお招き頂きました事は、特別な体験として改めて背筋の伸びる思いでした。
お茶席に伺う日は、最近着る機会のなかった着物にも袖を通したのですが、右肩が少し上がりにくくなっていて帯締めには少し時間がかかってしまいました。お茶席への着物には本当に気を使います。失礼の無いようにちゃんとしたものを、ちゃんとした形で、と思うと普段お茶を習っていない私のようなものは、着物選びは一大事。考え込んでしまいます。紋の入った着物は持っていないし、洋服の方が良いのか?と思ったりもしましたが、ご招待いただいた方にご相談したら「それこそ場に合う洋服を考える方が難しいわよ」との事、御もっとも。結局菊の絵柄の、すこし落ち着いた黒い訪問着にしました。お茶席に到着して、お洋服の方はいらっしゃらなかったので、密かに胸をなでおろし御茶席に参加させて頂きました。
緊張しつつも、紅葉の和菓子など目にも嬉しい甘味を頂き、趣のある器で濃茶とお薄、2つのお部屋で両方を頂く素敵な時間でした。
お茶席で拝見させて頂いたお道具や、床の間に生けられた一輪の花。そして掛け軸。素人の私が見ても本当に素敵な物ばかりでした。勿論こういった場所では写真など撮影致しません。心の中でシャッターを切り、脳裏に焼き付けます。
そんな中でも、会場の密かな場所にあったお軸から目が離せず見入ってしまいました。達磨が持った瓢箪の下に小さな馬が描かれているのですが、一緒に拝見していた方がポツリと「瓢箪から駒」という言葉を口にされ、今まで何気に使っていたことわざの意味を、その掛け軸から初めて知りました。「駒」。確かに馬。皆様にお見せ出来ないのは残念ですが、その掛け軸の左隅に小さく描かれた可愛い馬はしっかり私の脳裏にインプットされました。
今年も11月3日文化の日には、明治神宮で流鏑馬が行われます。都心の中の広大な神宮の森では、他にも数々の日本文化にかかわるイベントが行われていると思います。是非、文化の日には明治神宮にお出かけくださり、改めて日本の伝統に触れてくださいませ。
※瓢箪から駒:瓢箪から出るわけない物が出る、あり得ない事や冗談が本当になる、という意味のことわざ。
明治神宮
流鏑馬2024奉納
流鏑馬2025奉納
宝生能楽堂

















